2025.03.25

No1_ある日の猫捕獲作戦

まえがき

先日は天気にも恵まれ、多数のご来場者が来てくださり、にぎやかな一日でしたね。来場者さんの楽しそうな顔や会場の熱気を思い出すと、本当にいい日だったなと思います。(当日は反省しまくりで、そんな余裕はなかったですが…!)

私(daisyHP部、daisy写真部、daisy小冊子部を運営しているmorimoです。)は、地域猫ミニ写真展の企画を中心に、小冊子作成、あとインスタ画像作成や振られた仕事いろいろを担当しました。

足を運んでくださったご来場者さん、出店者の方々、差し入れを持ってきてくださった方々、お手伝いを引き受けてくださった方々、そして関係者の皆さんのおかげで、イベントを無事開催することができました。失敗もたくさんありましたが、温かく見守ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

- ↑開催前日に急遽作ってもらった募金箱です。可愛い

さて、当日配布していた小冊子を再編集しました。やるやる詐欺にならずに済みました。 文章はほぼ変わっていませんが、写真を増やして、より充実した内容になったと思います。 急ぎ足の仕上げですが、ぜひ見てもらえると嬉しいです!(以上、まえがき)

No1_ある日の猫捕獲作戦

現場の概要

今回の捕獲作戦の舞台は、繁華街から市役所までのエリア(約1㎢)。ターゲットは、商店街周辺にいるサビ猫ちゃんと、あるお店にいる黒猫ちゃんです。

登場する猫たち

豪邸空き家の猫たち

  • サビ猫ママ&仔猫たち
    豪邸の空き家に住み着いており、近くのお寺でひなたぼっこすることも。すでに何匹かの子猫を産み育てています。

あるお店の猫たち

  • 白猫くん
    去勢済み。ボスらしく茶ネコくんや黒猫ちゃんを守るような行動を取るが、少しどんくさい。
  • 茶ネコくん
    白猫くんに付き従う子分的存在。
  • 黒猫ちゃん(ターゲット)
    警戒心が強く、捕獲が難しい猫。

捕獲作戦の準備

デイジーさんが捕獲作戦の前日に「仕込み」と称し、以下の準備を実施。

  • 近所の住民へポスティング
  • 捕獲器を設置できる場所の交渉
  • 土地所有者への許可取り

その結果、豪邸の敷地内に捕獲器を設置する許可を得ることができました。

捕獲作戦の開始

朝9時:最初の成果とハプニング

サビ猫ママが現れるも、警戒気味。しかし、捕獲器を見ると、すでに仔猫2頭が入っていました! しかし、1頭は逃げてしまい、サビ猫ママもどこかへ行ってしまうというハプニングが発生。

作戦の合間の休息

捕獲作戦の合間に、Peachさんのナポリタンを食べに行き、気分転換。(美味しい幸せ)

15時30分:豪邸へ戻ると……

サビ猫ママを捕獲!ターゲット2頭のうち1頭を確保し、歓喜。

夜の見回りと黒猫ちゃんの不発

  • 18時:豪邸見回り(不発)
  • 20時30分:あるお店の周辺(不発)
  • 22時:助っ人Hさん見回り(不発)

夜中0時過ぎまで粘るも、黒猫ちゃんは捕獲器に入らず。今日はここで終了。

捕獲作戦 次の日の朝

デイジーさんは朝早く、予約していた高知の動物病院へ。10頭の猫を不妊去勢手術へ。

捕獲器の片付けと日常へ

  • 午前7時:捕獲器チェック(不発)
  • おいしい餌を追加し、再度見回るも、猫たちは近くのお寺へ移動。
  • 午前11時:撤収作業
    4つの捕獲器を車に積み込み、物置倉庫へ。
  • ケージや捕獲器を洗い、干して返却。

デイジーさんは手術を終え、その夜に帰宅。
手術を受けた猫たちは一晩車で過ごし、
体調に問題がなければ翌日昼過ぎにリリース。

捕獲作戦の振り返り

今回は、サビ猫ママ&サビ娘の2頭の捕獲と手術を無事に終えられたことが大きな成果でした。
(他ボランティアさんの現場の猫含めると合計10頭の猫を捕獲、手術、リリース)

しかし、黒猫ちゃんを捕獲できなかったことが悔しいところです。

また、エサやり場にゴミが散乱しているのを目にし、不適切なえさやり問題を再認識。
不妊去勢手術を行い新たな命を増やさないことは重要ですが、それ以上に周囲への配慮が求められます。

こうした「人間の行為」に振り回されるたび、無力感に苛まれます。
それでも、無理せずサポート的な立場で活動を続けていきたいと思います。

↑今回TNRした猫たち

捕獲活動の難しさ

  • エサやりさんの協力が不可欠 繁殖力の強い猫をコントロールするには、エサやりさんが積極的に不妊去勢に協力することが重要。

    猫の繁殖能力はすさまじいです。栄養状態が良ければ増えます。
    やめてとは言わない。けど、エサやりは不妊去勢とセット
    という意識を持ってほしいと思います。

  • 捕獲活動のエピソード 豪邸にこっそり入る姿は、まるで泥棒の動きそのもので、今思えば通報されてもおかしくなかった…。

    そんな中、近所の中華屋さんの店主に「えさやりさんですか?」と話しかけられ、心臓がギュン!
    「いえ、捕獲する側です!」と謎の返答をしてしまう。
    しかし、話してみると、とても良い方で「猫も生きてるんですから」という言葉が印象的でした。

地域猫活動の理想と現実

捕獲して、手術して、また戻す。しかし、「戻す」ことを嫌がる人もいます。

すべての猫を家猫にできたら理想ですが、
それが難しいからこそ、不妊去勢手術をしてリリースする。
少しずつ猫の数を減らしていくことが、今できる最善策。
それを伝える事も大切だと思いました。

まちの猫たちが幸せに過ごせますように。


(No1_終)

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