東日本大震災では、飼い主と離れた犬や猫が数千頭。
今では「同行避難(ペットと一緒に避難)」が推奨されていますが、避難所によっては 同じ空間での生活(同伴避難) が難しい場合もあります。
なぜ同行避難が必要なのか
- 飼い主と離れたペットは、餓死・脱走・共食いなどの危険にさらされます
- 野犬化・野良化する可能性
- そして、愛護動物を放棄することは「遺棄罪」に該当します(令和2年6月より罰則強化)
飼い主さんの確認ポイント
- 移動手段(キャリー、リード、慣れさせる練習)
- 受け入れ先(避難所やペット可施設の事前確認)
- しつけや健康管理(吠え対策・ワクチン・マイクロチップ)
- 複数飼育の場合の対応(全頭を安全に移動できるか)
避難生活のシミュレーションを
- 見知らぬ場所・にぎやかな環境でも落ち着けるか
- キャリーに長時間入っていられるか
- トイレや吠えグセなど、最低限のマナーが守れるか
備えておきたい持ち物リスト
- 水・ごはん(最低3日以上)
- トイレシーツ・ビニール袋
- キャリー、首輪、リード、洗濯ネット
- お薬や健康手帳
- ワクチン証明
- 迷子札
- ペットの写真
- 大好きなおもちゃやタオル
情報を得る・備える
SAIJO BASEでは防災展示(〜2024年3月10日まで)を開催中。
避難所運営ゲーム「HUG」も紹介しています。
家族や地域の方と一緒に、もしもを考えるきっかけに。
最後に
災害時、ペットに関することは後回しになりがちです。
- ペット仲間で「災害時の預け先・連絡手段」を共有
- 自治体の避難所一覧を調べ、ペット可か確認
- 防災訓練にペットと参加して慣れさせる など。
「命を守る準備」を日頃から始めましょう。